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LOHASな日記 Vol.69 | 2005.12.07
農業
日記当番:Granscape 大石剛正
僕は半年に一度くらいの割合で九州の田舎に帰るのですが、帰ったら田んぼや畑の仕事を手伝います。日頃パソコンの前に座って図面を書いたり、タバコ臭い部屋の中で打ち合わせを行うことが多い生活ばかりの毎日の中で、たまに手伝う農業は新鮮で興味深いものです。たまに手伝うからそんな呑気なことを言ってられるんだよと、家族は言いますが、いや、農業こそちゃんとやれば奥が深く、楽しめる仕事ではないかと僕は思うのです。
今、国際社会のなかで、日本のこれまでの守られた農業も、もうオープンにせざるをえないギリギリのところまで来ています。これまでの集約化された農業をやっていては先が無く、いかに他とは違う、栄養価にこだわった、育て方にこだわったといった、責任を持って作った品質の確かなものを消費者に届けるかといった、これまで作りっぱなしだった農家の人たちも、消費者のことを考えなければならなくなっているような気がします。これまで農協や地元の組合、農業改良普及所等にお任せだった農業のやりかたから、自分たちで一つ一つ考えて構築していく必要があると・・・。
子供の頃から、「大きくなったら絶対農業なんかやるな!こんな実入りが少なくて重労働で天候に左右されるような仕事はやるもんじゃない」と何度も言われて育ってきた僕は、当然絶対やらないと心に誓って今に至ってますが、客観的に農業を見ていると、ホントは楽しいこともいっぱいあるのではないかと思うのです。つらいことも多いけど、田植えや収穫の時の、あちらこちらから人を呼んで、ワイワイやりながらみんなで一つのことをやる楽しさ、今年できたての新米だよーーーと今年最初に収穫した米をおにぎりにして食べていた子供の頃の記憶は、確かに日頃いやだいやだと子供心に思っていた農作業のつらい思いをも消し去ってしまうような楽しい思い出でした。
そう、東京で生活してこうやって今振り返って考えると、農業もいいなあと思えるのです。
そして今の農業をとりまく状況は厳しいといわれているものの、旧来のやり方を変えなければ成り立たなくなる今が、むしろチャンスだと思えます。
今、実家ではこのまま続けていくのか否か?というプチ家族会議が連日のように行われているようなので、早速明日、福岡に出張がてら実家に帰ります。Granscape 大石剛正

佐賀県生まれ
1級造園施工管理技師、グランスケープ(有)代表
大学で環境科学を学び、文部技官として地質・地震学の研究を経て、再び大学院にて陸水学を修める。その後環境アセスメント調査会社で屋久島をはじめ日本全国をフィールドワークで廻る。
ランドスケープの世界に入り、それまでの経験を生かし自然さを大切にした
数々の庭園デザインと施工を行う。Granscape ホームページ
http://www.granscape.com/
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