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LOHASな日記 Vol.2206 | 2011.12.11
野沢菜漬け込みに想う
日記当番:八ヶ岳Yesファーム 徳永
昨日収穫した野沢菜を漬け込む。
一樽60Lに約20キロ分の野沢菜、それを二樽分。
冷たい雨の中、収穫した野沢菜の水洗いをせっせとがんばり・・・。まあ、我が家の水は地下60mからの汲み上げだから冷たくはない、逆に温かく感じるので助かる。漬け込みは、塩5.5%、ザラメ3%の甘い仕様にて。また柿2個・リンゴ2個・トウガラシ10本・昆布20g程。去年は失敗したものの今年はサクサクと漬け込めた。去年の失敗の原因は重しのかけ方だったように思う。今年はしっかり49キロの重しを乗せて水をさっさと上げたいところ。でもしかしこの雨で天日干しができなかったので、それが残念・・・。タイミングが取れればもう一樽仕込みたい。
タクアンの1回目も仕込んであり、それは水が上がってきた。漬け物は水が上がってくると一安心できる・・・・と、このように毎年毎年、タクアンと野沢菜、後に行う白菜漬けやキムチ作りを繰り返している。思い起こすと就農直後の漬け込みは右往左往していた。最初はご近所の方に聞きに行き教えてもらうものの、塩加減はまあこんな感じ、パラパラ~・・・という風に適当だった。今は塩の数量も量るようになったが、この適当~という感覚もわかるようになってきた。続けることって大事に思う。
ここ八ヶ岳南麓の冬は、雪はそれほどの量ではないが八ヶ岳おろしと呼ばれる乾燥した北風が吹き荒れる土地柄だ。特にこの農場の畑は北風をさえぎるものがない所ばかり・・・・。路地の野菜などをビニールトンネルなどしていても絶対気温が氷点下になるし、そして乾燥した強風にトンネルなどが吹き飛ばされてしまう。過去何度かビニールトンネルでがんばってみたものの、ほぼうまく行かなかった。
・・・と、こんな状態だから、冬場の野菜の供給にはこのお漬け物が必須になることがわかる気がする。今はスーパーに行けばいつでもなんでも野菜は揃うけれども、その土地土地に適応した暮らしや身体の反応を考えると、やはり無理せずに地場の食べ物がいいという感覚が多いにある。
また冬場にお漬け物という塩分を取ることで、やはり寒さに対するなんらかの影響はあるように思う。この塩分は天然塩でなければならないのだが・・・。(塩化ナトリウム塩は論外だろう・・・。)この寒さの厳しい土地に住むようになってからは特に、この冬場の漬け物というストック品に限らず、食料貯蔵の重要性を想うようになった。「寒い」ということは食料の生産が出来ないということを身体で感じるようになったからかもしれないし、農業を行うことで季節に合った食べ物を身近に感じるようになったからかもしれない。
我が家ではお米は古米を食べる。昔々の方々が飢饉に備えて2年分のお米を順に食べていたということを知ったが、理にかなっていると感じている。お米は籾付きで保管しておくと風味がそれほど変わらない。
お味噌は大豆も自家製で、毎年70L×3樽は仕込む。
そしてお漬け物関連、芋類、根菜類がストックされる。別に、今の時代の流れの中では食糧貯蔵の緊急性は無いのかもしれない。でも「ストックする知恵」は体感をしておきたい気持ちはいつもある。
まあ、自分の深層心理の中に「食料貯蔵」への想いが何故か?ある。なぜだかわからない・・・。もしも前世があるのなら^^、たぶん飢饉に苦しんだ方の生まれ変わりかも・・・なんて思うほどだ。。。でも今年の311の時に、都市部ではあっという間に食料がスーパーの棚から消えたことを思うと、やはり動物の本能としての最重要は食料と水と塩なのだろう・・・ということは理解する。
グローバル社会と称して食べ物を輸入して賄うというような構図。もちろん都市部の暮らしも同じなのだが、この暮らしのシステムが正しいかどうか?は、自分の中では疑問だし不安満載である。まあ、そんな事も思いつつ、せっせと漬け込む知恵を体感しながら暮していける現状をありがたく思っている。。。
八ヶ岳Yesファーム 徳永

1966年3月生まれ。
03年より八ヶ岳南麓に移住しセルフビルドのログハウスを建て、有機農業をはじめました。
「語りかけ農法」と自分だけで称し、野菜たちとの対話の中で美味しい野菜たちと携わっています。
「食べていただける方とは一度はお会いしたい」をコンセプトに農業体験を随時受け入れしています。ぜひ遊びにお越しください。
ジュニア・ベジタブル&フルーツマイスター取得。
http://yes-farm.com/
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