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散歩に行こう。 第16回
散歩に行こう。 Vol.16
2007.09.08
今回は、残暑の街なかを抜け出して早秋の気配を感じる風情たっぷりの
深大寺~神代植物園界隈をお散歩してみました。深大寺は、東京都調布市にあり、 正式名称を天台宗別格本山浮岳山昌楽院深大寺といいます。
東京では浅草寺についで古い歴史を持つ寺で、特に「春のだるま市」は大変賑わう場所です。深大寺の境内を一歩外にでると、門前町の雰囲気が楽しめます。名物「深大寺そば」の店や土産物店が軒を並べています。寺院参詣は勿論のこと、門前町の趣きを味わうために訪れる人も少なくないとか。それから、なんとここには「ゲゲゲの鬼太郎茶屋」なるものがありました。なんでも、「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親である、水木しげるさんの第二の故郷でもあるこの地に「水木ワールド」が再現されたとか。こちらのコンセプトは、作品の底に流れるテーマである「自然との共存」。人や妖怪だけでなく、鳥や虫たち、地球上に住むすべての生き物との共存を表現したのだとか。都内でも有数の緑豊かなこの土地に再現されたというのは納得ですね。
さて、深大寺に隣接して、都立神代植物公園があります。
入口を入ってすぐの展示スペースでは、色鮮やかなダイアや睡蓮が出迎えてくれました。
こちらの公園は、約 476.637 ㎡という広い面積の中に、バラ園、つつじ園、えびね園、マグノリア園などの四季折々に咲く花と緑をテーマごとに栽培されているほか、大温室には、南国の花がところ狭しと咲き誇っています。
そのほか、築山や自由広場、噴水公園などの施設もあるので一日中花や緑に触れながら過ごせる場所となっています。
園内もゆっくりと楽しんだあと、
もうひとつの施設「水生植物園」が道路を隔てた場所に隣接しています。
こちらには、大きなハス田がありピンクの蕾をつけたハスが優雅な姿をみせてくれていました。そのほか早秋の訪れを感じさせてくれるハギやミソハギなどの花が咲いています。
園内には、水生植物を観察する為の木道の他、雑木林が茂る武蔵野らしい静かな遊歩道があり深大寺城跡、芝生公園などまったく違った雰囲気の場所を楽しむ事が出来ます。
このあたりには夏の終わり告げるように、夏の花と早秋の花とが入り混じって咲いています。
少しご紹介しておきましょう。
■ ムクゲ(木槿)アオイ科
ムクゲはハイビスカスと同じ仲間です。確かに良く見ると、ハイビスカスに似てますが茶室の生け花に使われることも多く、南国の情熱的なイメージのあるハイビスカスとは正反対に、「侘び・寂び」を感じる花としてとらわれているというのも事実です。■ミソハギ(禊荻) ミソハギ科
夏のお盆の時期などに仏壇や墓に供えられるところも多いようです。
旧暦のお盆の頃に咲くのでボンバナ(盆花)とも呼ばれるそうです。 語源は禊萩(みそぎはぎ)だとも溝萩(みぞはぎ)だとも言われています。後者の語源が示すように,山野の湿地に生える多年草の花です。■オオバギボウシ(大葉擬宝珠)ユリ科
擬宝珠(ぎぼうし)とは,橋の欄干に付けられている葱坊主の形をした装飾のことですが,植物のギボウシとの関係はよく分かっていませんが、大きな葉っぱのギボウシということのようです。■フヨウ(木芙蓉) あおい科
7 月から 9 月にかけて咲くハイビスカスと同じ一日花 。夏には強く、民家の生垣に用いられていることが多い。やさしく、おおらかで、美人にたとえられています。ちなみに花言葉は、繊細な美。■ リコリス ヒガンバナ科
リコリスは、中国大陸が原産地といわれています。彼岸花といえば、赤や白が多いのですが、ここで見つけたリコリスは鮮やかな黄色のものでした。日本の秋を代表する花で、野生植物です。■ ルドベキア キク科
日本各地で野生化している花のひとつ。
黄や橙色の舌状花と暗褐色の筒状花の対比が美しい植物です。■ ワルナスビ ナス科
ワルナスビは名前の通り、嫌われ者の帰化植物です。茎に鋭い棘があり、手鎌で刈り取るには革やゴムの手袋などの防御が必要です。よく見ると、やはりナスの仲間であることがわかります。花はかわいらしいのですが、鋭い棘はわたしたちにとっては悪者であり、害草とされているところからこの名前・・・納得ですね。今回お散歩した日は、あいにくの小雨模様だったのですが、夏のあの暑い太陽が隠れていたおかげで、比較的快適に歩くことが出来ました。
ただし、まだまだ残暑が残る場所も多いと思います。
ちょっとそこまでのお散歩のつもりでも、必ずタオルと飲み物を携帯しておくことをお勧めします。
そして、緑の深い場所に立ち入る場合は虫除けの準備も忘れずに。 それでは、次回の「散歩に行こう」をお楽しみに!
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