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企業におけるLOHAS 第10回
企業におけるLOHAS ライオン株式会社
2008.07.18
私たちが生活していく上で必要な衣・食・住における「清潔」「健康」「美」を提案する商品を提供し、多くの人に親しまれている企業「ライオン株式会社」(以後、ライオンと省略させていただきます。)では、事業活動により排出されるCO2の削減に加え、環境に配慮した原料への切り替えを進め、商品を使用したあとに発生するCO2排出量の削減について考えた取組みをしています。
その中でも、特に毎日の生活に欠かせない洗剤、第16回地球環境大賞受賞した「トップ」の生産にまつわる、ライオンの環境に配慮した取組みをご紹介したいと思います。
毎日のお洗濯に欠かせない洗剤。
商品の中身(組成)の環境配慮(環境配慮組成開発の3原則)
ライオンは3つの原則で環境に配慮した組成の開発を進めています。原則1. 分解されやすい原料をつかう
洗剤などは使ったあとに、水中の微生物によってCO2と水に分解されるので、環境中に残りません。
原則2. 1回の使用量を減らす
洗浄力の高い洗剤は、使用量を減らすことができます。排出される洗剤が減るので、水への負担も減らせます。
原則3. 植物原料を使う
植物は栽培できるので再生産が可能です。しかもCO2を増やしません。地球の資源を大切にするために、植物原料にこだわっています。
ライオンでは、このような3原則をもとに商品開発した結果、洗濯用洗剤「トップ」は、「植物原料」の洗浄成分「MES」などを、洗浄成分の約3/4まで増やしました。
「植物原料」を使うとどうなるのか
一般に洗剤などの日用品は、原材料調達、製造する時や店頭までの配送時のほか、家庭のお洗濯で使用して、排水が環境中で分解されるときもCO2を発生します。商品中の「石油系原料」から作られた洗浄成分は、使用後生分解され、地球温暖化につながるCO2を増加させます。ところが、「植物原料」から作られた洗浄成分では、使用後生分解され、同様にCO2を排出するものの、このCO2は、もともと植物が光合成によって、空気中から取り込んだものなので、大気中のトータルのCO2量を増やしません。植物原料がCO2を増やさないこの仕組みのことを「カーボンニュートラル」というそうです。
そこでライオンは、商品使用後発生するCO2を削減するため、洗浄成分の原料を「石油系原料」からCO2の増加につながらない「植物原料」へと切り替えを進めています。
「植物原料」の洗浄成分「MES」などから作られた「トップ」で洗濯をした場合と、1990年の「石油系原料」の洗浄成分から作られた「ハイトップ」で洗濯した場合を比較したところ、新しい「トップ」はCO2排出量を47%削減※することが確認されたそうです。
※製品の原材料調達から製造、輸送、家庭での消費、環境での分解まで、製品のライフサイクル
このような、植物原料の活用によって作り出された洗濯用洗剤「トップ」が
洗濯で家庭から排出されるCO2排出量を47%削減し、地球温暖化防止に貢献していると高く評価され、「第16回地球環境大賞」を受賞しました。
今回の企業におけるLOHASでは、私たちが毎日生活している中で、特に頻繁に使っている家庭用洗剤など、地球環境にどのような影響を及ぼしているか考えてみたとき、このように原材料の段階から、最終的な生産にたどりつくまでの間の多くのステップごとに、環境に配慮がなされているを事を含めて、商品を選ぶということが大事だと言うことに気づかされました。さて、洗濯物の多くなる季節がやってきます。
このように大切に環境に配慮されながら作られた洗剤を使うとき、もう一度、手元を確認してみたいものです。洗濯機に入れる洗剤の量が適当な量かも・・・。今年6月24日、ライオンは「エコ・ファーストの約束」を宣言し、業界初のエコファースト企業として環境大臣より認定されました。
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