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散歩に行こう。 第18回
浜離宮恩賜庭園
2008.09.11
潮入の池と2つの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園。
浜離宮恩賜庭園: 東京都中央区
最寄駅:都営大江戸線・「築地市場」「汐留」下車徒歩7分
JR・地下鉄銀座線「新橋」/都営浅草線「新橋」下車徒歩12分9月に入っても、残暑で30℃を越す日もある東京。
でも、季節は秋。本格的な秋の風景はまだ早いようなので、夏のなごりと秋の気配を感じに、今回は「浜離宮恩師庭園」をお散歩してきました。めまぐるしい都心の再開発ラッシュの中でも、ひときわ話題の多かった、「汐留」。その汐留の高層ビル群に隣接するのが、特別名勝及び特別史跡に指定されている徳川将軍家ゆかりの庭園「浜離宮恩賜公園」です。
園内は、トラディショナルな日本庭園や鴨場、鴨塚、ボタン園やお花畑など、数々の見所を備えた庭園となっています。
この季節の見所は、やはり今が見頃の「キバナコスモス」のある、お花畑周辺でしょうか。
色とりどりのコスモスが高層ビル郡をバックに美しく咲き揃っていました。
今は、コスモスが主役のこのお花畑ですが、春には30万本の菜の花、そしてその横には約1,000株が植えられたボタンがそれぞれの季節の主役となって、訪れる人の目を楽しませてくれます。休憩スペースも各所にありますが、潮入の池に浮かぶ中島の御茶屋でちょっと一息というのもいいかもしれません。
抹茶と和菓子のセット(500円)があり、ここからの眺めはなかなかのものです。
また、ここには水上バスの発着場があるので「浅草」「両国」などの下町散策や、「お台場海浜公園」「葛西臨海公園」などのレジャースポットへのお出かけの中継地点としても、便利な場所になっています。
東京湾からの潮風が心地良く、のんびりと池を泳ぐ鴨やうみうの姿を眺めていると、日頃の疲れがすーっと抜けていくようです。では、ここで「浜離宮恩師庭園」の概要をご案内しておきますね。
潮入の池と二つの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園。潮入の池とは、海水を導き潮の満ち干によって池の趣を変えるもので、海辺の庭園で通常用いられていた様式です。
旧芝離宮恩賜庭園、清澄庭園、旧安田庭園なども昔は潮入の池でした。しかし現在、実際に海水が出入りしているのは、ここだけです。浜離宮は、この潮入りの池や鴨場を中心にした南庭と、明治時代以降に造られた北庭とに大別されます。この地は、寛永年間(1624~1644年)までは、将軍家の鷹狩場で、一面の芦原でした。ここに初めて屋敷を建てたのは、四代将軍家綱の弟で甲府宰相 の松平綱重。承応3年(1654年)、綱重は将軍から海を埋め立てて甲府浜屋敷と呼ばれる別邸を建てる許しを得ました。その後、綱重の子供の綱豊(家宣) が六代将軍になったのを契機に、この屋敷は将軍家の別邸となり、名称も浜御殿と改められました。
以来、歴代将軍によって幾度かの造園、改修工事が行なわれ、十一代将軍家斉のときにほぼ現在の姿の庭園が完成しました。
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