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  • 散歩に行こう。 第20回

    宝登山頂 「ロウバイ園」

    2009.01.17

    早春を感じさせてくれる優しい香りの里。

             秩父鉄道「長瀞」下車 徒歩15分
             宝登山ロープウエイに乗り継ぎ5分、または徒歩80分

    今回の散歩に行こうは、川下りでも有名な埼玉県秩父にある長瀞町へ、見頃を迎えた「蝋梅」の花の名所、「宝登山頂ロウバイ園」に出かけてきました。

    花の少ないこの季節ですが、暦の上では、そろそろ春。

    そこで、早春を感じさせてくれる花「蝋梅:ロウバイ」が見頃を迎えていると聞き、早速、出かけてみることしました。

    都心からは、在来線を使って2時間~3時間で行けることもあり、週末には多くの観光客やハイカーで賑わっています。
    この日は平日だったのですが、お天気も比較的安定していたので、集団でハイキングを楽しむ方たちや、家族連れなども多くみかけられました。

    最寄駅の「長瀞駅」から徒歩15分ほどで「宝登山神社」に到着します。
    こちらからは、ロープウェイ駅へのコース、ハイキングコースに別れます。
    今回は、ハイキングコースを歩くことにしました。
    数日前に降った雪も、すっかり融けており1時間ほどで頂上へ到着!
    山頂からは、秩父の明峰「武甲山」「両神山」などが一望出来ます。

    秩父の山々を眺めたあとは、お目当ての「蝋梅園」へ。
    このロウバイ園は、広さ約2,000㎡で、約500株(2,000本)の3種類の蝋梅が植栽されています。
    ロウバイ園にさしかかると、冷たい空気の中に淡い黄色の透き通った花が凛と咲く、ロウバイの木々があたり一面に広がり、ここまでの殺風景だった山肌から柔らかな丘陵へと雰囲気が一変します。

    また、独特な甘い香りは、英名の「Winter Sweet」という名前にぴったりのロマンティックな香りで、丘陵一帯を優しく包んでくれています。
     
    軽装での登山や、車を麓にとめてハイキング気分を楽しんでいる人や、スケッチブックを片手に、陽だまりで休憩している人なども、それぞれにロウバイの美しさを満喫しているようでした。

    ここ「宝登山」には、ロウバイの季節以外にも2月~3月下旬には、「梅百花園」にて170種類の梅を楽しむ事が出来ます。
    また、ロープウェイの山頂駅から約7分のところに小動物公園があります。
    ニホンザルを中心に、ホンシュウシカ・パンダウサギ・ヒツジなどの小動物とふれあえる小さな動物園になっていますので、子供連れでいらしても楽しめる場所です。

    さて、ここで3種類の蝋梅の特徴をお話しておきましょう。
    「和蝋梅(わろうばい)」
    基本原種のロウバイで、花芯部が紅紫色でやや小型。
    アップでみると、蘭の種類かと思うほど、艶やかな姿です。

    「素心蝋梅(そしんろうばい)」
    香りがとても良く、花芯部も黄色なのが特徴となっているようです。

    「満月蝋梅(まんげつろうばい)」
    素心蝋梅から選抜された品種だそうで、花は濃色の大輪です。

    蝋梅の名前の由来について・・・
    蝋梅と聞くと、梅の仲間なのかな?と思いがちですが、植物学的には、ロウバイ科ロウバイ属で原産地は中国です。
    名前の由来は、いくつか説があります。
    (1)花がロウ細工のように繊細で美しいという説。
    (2)花弁がミツバチの巣の主成分をなす、蜜蝋に似ているからという説。
    (3)陰暦の12月の異名である「蝋月」に咲く花が梅に似ているからと言う説。
    以上のような説がありますが、一般的には(1)の蝋細工に似ているからという説が
    伝わっているようです。

    この季節だからこそ味わえる、青く澄みきった空と、美しく香り咲くロウバイが見事にマッチした風景を楽しみに、お散歩に出かけてはいかがですか?