TOPIC

編集部が自信をもって集めた、LOHASな情報をお届けしてゆきます。


  • 散歩に行こう。 第23回

    晩春から初夏の花たちを愛でるお散歩はいかがでしょう

    2009.05.01

    桜の花も日本列島を北上して、最北端までたどり着いたようです。
    標高の高いところでは、ゴールデンウィークあたりが見頃というところもあるようですが、そろそろ、春の花の主役も、桜から次の花へと交代の時期のようです。

    今回の散歩に行こうは、優美で淡い香りを漂わせる藤の花の観賞を兼ねて、埼玉県春日部市へ出かけてきました。

    昭和6年に開業となった「藤の牛島駅」は、その名の通り、ここ「牛島の藤」を観に訪れる人たちの為の玄関口となっています。
    この駅の周辺には、藤の時期より少し前には、大落古利根川沿いの桜並木が見ごとに花を咲かせ、秋には一面のコスモスで覆われる公園などもあり、1年を通じて沢山のお花が楽しめるそうです。

    さて、今回は樹齢1200年を誇る、特別天然記念物にも指定されているという「牛島の藤」がお目当てなので、早速その藤の木がある「藤花園」へ向かいました。
    園に近づくと、ほのかに甘い優しい香りが漂っていました。
    その淡い香りに誘われて中に入って見ると、目前に藤棚が現れてきます。
    初めの藤棚が、樹齢1200年で、「新日本の木百選」にも指定されている老木の棚です。主幹の根回りは4メートル、根元の総周囲は10mもあり、ダイナミックな幹に圧倒されます。

    藤の花房が長く伸びているところでは、まるで薄紫の暖簾をくぐるように。
    そして、園内の小高い場所からは紫雲を望むように楽しむことが出来ます。

    藤棚は、このほかに樹齢800年、600年、そして100年~150年の棚に分かれており、それぞれに色や花びらの形も違います。

    また、園内は立派な竹林や池、そしてそろそろ咲き始める菖蒲田も整備されています。この日は藤の花のほかに、石楠花やあやめ、つつじなどが満開で淡い紫の藤の花との競演を繰り広げていました。

    藤の花は、日本古来の花木と言われ、万葉集などにも多く歌われています。種類も、うすべに藤、むらさき藤、長藤、八重の藤、白藤など様々で、多くの人たちに愛され庭木としても親しまれています。
    この時期、街のあちこちで目にすることもありますが、ここまでの大木の咲く藤の花はなかなかお目にかかれませんよね。
    そして、郊外に出かけた時などふと山に目をやると、山に咲く藤の花を見かけます。



    すでにゴールデンウィークという方もいらっしゃると思いますが、これからゴールデンウィークの休日を迎える方や、週末のお休みの時など移動する車中からでも、気に留めてみると案外、あちこちで藤の花を目にすることが出来るものです。
    時間があれば、ぜひ藤の花や石楠花などの初夏の花を愛でるお散歩はいかがですか?
    きっと、優美な時間を過ごせるはずです。