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  • Seasons 第20回

    季節に彩られる風景。

    2011.12.09

    今年の紅葉は、春からの様々な天候不順の影響で
    各地の見頃の時期が例年と異なったり、綺麗に色づく前に枯れて散ってしまうところが
    少なくなかったようで、街路樹や遊歩道の並木も、まばらに紅葉しているような気がします。
    それでも、場所によっては、今が見頃というところがあります。
    12月の晴れた日を選んで早速、今年の紅葉ウォッチングへ出かけてきました。


    JR中央線とバスを乗り継ぎやってきたのは、玉川上水沿いに位置した、面積77ヘクタール(日比谷公園の4.7倍、上野公園の1.4倍)の広大な「小金井公園」。

    この公園は広々とした草地、それを取り巻く雑木林、桜の園、子どもの広場、弓道場SL(C57)展示、16面のテニスコートと実に内容豊かな公園です。
    この公園は、昭和15年の紀元2600年記念事業で計画された小金井大緑地です。
    戦後、東宮仮寓所(かぐうしょ)に使用され、また農地解放により4割を失いましたが、昭和29年に都市公園として開園しました。
    その後順次拡大され、現在に至っています。

    武蔵野の自然がそのまま公園になったといった雰囲気で
    豊富な樹種が、それぞれの季節を美しく彩ってくれるようです。

    公園中央にある広場では、お弁当を持参してピクニックを楽しむ
    子供連れのお母さんたちのグループや、スケッチを楽しむ学生や
    年配の方などを多く見かけます。
    そして、池にはカモの親子が、穏やかな小春日和を楽しんでいるかのように
    泳いでいる姿はとても心和む光景でした。


    しばし、紅葉散歩を楽しみましょう。

    サクラの名所だけあって、桜の木々が目立ちますが
    残念ながら桜の紅葉にはひと足遅かったようです。
    しかし、それ以外に紅葉している木や草花なども目に止まりました。

    モミジやカエデ、クヌギやコナラの紅葉もステキですが
    花が主役のフジやアジサイ、それからヤマブキなどの紅葉も
    ひと味違う、美しさがあります。

    それからこの日、紅葉の他に公園内のカメラマンの的になっていたのが
    この「皇帝ダリア」でした。高さが5M近くまで伸びたダリアなんて
    初めて見ました。
    よく見ると、薄紫のとても品のある綺麗な花でした。

    さて、小金井公園といえば。
    園内にある「江戸東京たてもの園」も忘れてはならない施設のひとつです。
    せっかくなので、ちょっとのぞいてみることにしました。

    この「江戸東京たてもの園」は、両国にある江戸東京博物館の分館として、
    小金井公園内に建設されました。
    現地保存が、難しくなった文化的、歴史的に価値がある江戸時代から昭和初期の建物が移築復元され、
    一般公開されています。
    多くの建物は、中に入って自由に見学もできます。
    現在は27棟ですが、最終的には約35棟になるそうです。

    大きく、山の手通りに面して様々な建築様式の住宅を展示している
    エリアと昔懐かしい茅葺きの民家などが立ち並ぶ「西ゾーン」と、
    昔の商家・銭湯・居酒屋などを通して、
    下町の風情を楽しむことが出来る「東ゾーン」に分かれています。
    建物の裏手には、樹林ゾーンが広がり、四季を通じて武蔵野の
    豊かな自然に親しめる場所になっています。




    こちらの施設の中でも、建物の庭や路地に植栽された
    沢山の木々の紅葉を楽しむ事が出来ます。
    紅葉はもうじき終わり、本格的な冬を迎えます。
    今年の紅葉には間に合わなくても、建物を見たり、公園内の深い森に飛来してくる鳥を目当てに
    お越しになるのもいいかもしれません。