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企業におけるLOHAS 第9回
キユーピー株式会社
2007.11.30
愛らしい表情のキユーピー人形がブランドの、マヨネーズの代名詞といってもいいほど多くの日本人が親しみをもつ企業のひとつ、「キユーピー株式会社」。(以後キユーピーと省略させていただきます。)
このキユーピーは、1919年(大正8年)の創業以来、「おいしさ・やさしさ・ユニークさ」をもって、食生活に貢献する企業として「品質第一」に、マヨネーズをはじめ、ジャムやドレッシングから離乳食まで幅広い商品を生産しています。今回の企業におけるLOHASは、キユーピーが、マヨネーズを製造する際に欠かせない原料のひとつである「卵」を、まるごと有効活用しているという「卵の再資源化」に着目してみました。
ひとつのタマゴからひとつの命が生まれます。
生まれてくる命は、卵黄、卵白、卵殻、卵殻膜すべてを使って雛になります。
雛にとって、タマゴにはムダがひとつもないという事なのです。
私達がタマゴをいただく時には、どうしても殻がゴミとしてムダにしていることが多いですよね。
家庭でも、少し有効利用しようと、「ぬか床」に入れてみたり、花壇の土に混ぜてみたりすることありますが、タマゴを大量に使う企業にとっては、この問題はかなり深刻な事だったと思います。タマゴの再資源化100%
1925年、国産初のマヨネーズが誕生して以来、80年以上日本人の食卓に欠かせない存在となったマヨネーズ。そのマヨネーズに欠かせない原料のタマゴ。
現在日本で生産される卵の約9%(約23万トン)がキユーピーのマヨネーズやそれ以外の商品に生まれ変わっています。(キユーピーグループとして1年間に約、約40億個を使用)
その、タマゴの副産物として発生する卵殻の量は2万3000トンにも及びます。
これらの卵殻は、以前は廃棄物として埋め立てられていましたが、環境保全の面から、1950年代より再生利用への取組みをはじめ、現在では、キユーピーグループで発生する卵殻を100%再資源化しています。さらには、卵殻と卵殻膜がもつ成分や性質に着目して、これらをより価値のあるものへ生まれかえらせるため、高度利用へ積極的に取り組んでいます。
卵の可能性
卵は、産卵してから21日間温められると、殻が割れてひなが生まれます。卵からひなが誕生する過程においては、卵黄から生体ができ、卵白は卵黄を守る羊水 のような役割をし、骨格は卵殻のカルシウムを取り込んで作られます。卵には、命のもとになるものがすべて詰まっていて、何ひとつ無駄なところがなく、驚くほど高い栄養価と重要な物質を含んでいます。
命の源である卵を余すところなく有効活用したいというこだわりから、卵の微量成分にまで注目したさまざまな研究開発を行っています。卵黄
マヨネーズの原料になる部分。たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなど、ひなが成長するためにきわめて重要な物質が含まれています。卵白
ひなが生まれるまでの栄養源となるほか、一部の細菌を溶かす作用のあるリゾチームをはじめ、多くの抗微生物成分を含み、雑菌から卵黄を守っています。卵殻
ふ化中の胚の発育に必要なカルシウムを供給して、ひなのカルシウム源として重要な働きを担っています。卵殻膜
卵殻の内側についている薄い膜で、相撲力士たちの間では裂傷などのケガの治りを早めると言われたり、中国の古い文献でも傷の治療に使用した例が記されるなど、皮膚に有効な生理活性を持っています。卵の殻も100%活用しています。
下の図のようにキユーピーグループでは、タマゴの副産物として発生した卵殻を100%再資源化しています。
「良い製品は、良い原料からしか生まれない」という基本をベースに作られる
キユーピーグループの商品の数々キユーピー株式会社のホームページはこちらから
http://www.kewpie.co.jp/
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