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まずフレグランスメイキングについてお伺いしたいのですが、これに使う香料は100%天然にこだわってたりとか … するんですか?
A:そうですね。アロマセラピーは、基本的に100%天然のものを使うので、ここにあるのは全部天然のエッセンシャルオイルです。
その茶色のびんは(右写真)、フレグランスメイキング用で10%くらいにアルコールに希釈しているんですよ。それを、好きな香りとブレンドして、オリジナルの香りを作ろうっていうためにあるんですよ。
(香水の学校に通っていて、そこでは合成の香料が、150種類くらいあるんですが、そういうのも使うんですよ。合成のものもすごくおもしろくって、たとえば絵を描くときに天然香料だけだと水墨画しかかけないけど、合成香料を入れることで自由自在に描ける、そんな感じなんですよ。合成の物も、組み合わせるとたのしいので、いつかはやりたいなとおもっているんですけどね。)
T:希釈するのは10%なんですか?
A:香水の学校の先生いわく、原液で嗅ぐと本来の香りがよくわからないそうなんです。1%くらいに希釈するとよくわかるらしいです。同じ香りでもぜんぜん違うんですよ、原液で嗅ぐのと希釈したものでは…。
T:いいですか?これ(10%に希釈されたエッセンシャルオイルの瓶)、このまま嗅いでも。
A:あ、いいですよ。どうぞ〜。
T:(嗅いでみる…)あ、なんか違いますね。ソフトな感じ。
A:そうなんですよ、うすめたほうがいろんな香りがでるようになるんですよ。
T:これをブレンドしていくんですか?
A:そちら(別の棚)にもあるので、ここにあるエッセンシャルオイルは合計で80種類ですね。
T:えーすごい。
A:ブレンドするときは4ステップにわかれていて、20本・40本・60本と。
最初のステップの「ファーストステップ」には、わりとおなじみの香りが揃っているのですが、組み合わせることによって、その人自身の個性が表れる香り、というものができるんです。ステップが進むにつれてレアな香りや変な香りが増えてきます。難しいことは考えず基本的には好きな香りを選んでいただくのが一番だと思っています。
T:それをどうやって使うんですか?
A:お客様に、まあ好きなように使ってくださいとは言っているんですよ。アルコールがメインなので、あんまり肌にはつけないようにとか、エアフレッシュナー的に使ってくださいと言っているんけど、みなさん大切に保管されているようです。
T:なるほど。自分で香りをつくれる機会はなかなかないですから、大切に保管しておきたくなるのでしょうね。
A:2ヶ月くらい経つと香りがまとまって、まろやかになります。直後だと個々の香りがすごく勝ってるんですよね。
その移り変わりを楽しんでもらうのもいいですし、更にねかせてみるのもいいですね。
T:瓶から出した直後にくらべると、また少し匂いが変わってきますね。
A:そうですね。合成のものだと単一の成分だけなんですが、天然香料だと、ひとつの香料の中でも、トップとミドルとラストがあるので…。
T:トップとミドルとラストとは…?
A:一般に市販されている香水には、様々な香料が調合されていますが、それぞれ揮発性が異なるので、時間によって香りが変わってきます。その変化した香りを「トップノート」、「ミドルノート」、「ラストノート」といいます。
一般的に10〜30分間に香る「トップノート」には揮発性が高いシトラス(柑橘)系や、グリーン系などが主に香ります。
続いて、30分〜1時間後に香る「ミドルノート」は、一番その香水の個性が出る中心となるような完成された香りが匂います。約6,7割はフローラル系の香りです。
最後に、2〜3時間後に香る「ラストノート」は残香性の高いバニラやウッディー系、ムスクなど、香り立つまでに時間は掛かりますが、持続時間は6〜7時間と長いのが特徴です。
天然の香料(エッセンシャルオイル)は、そのものに何十〜何百種類という成分が含まれているので、(例えばローズには300以上の成分が含まれているといわれています)それぞれの成分の揮発性の違いにより、「トップ」、「ミドル」、「ラスト」ノートがあるのです。
T:エッセンシャルオイルの香りは、時間とか、空気の条件で、変わってくるんですね。
A:そうですね、そのときの条件でかわってくるでしょうね。
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